2025年5月21日、カルティエは2025年大阪・関西万博にて「ウーマンズ パビリオンin collaboration with Cartier」開幕イベントを開催

内閣府、経済産業省、および2025年日本国際博覧会協会との特別なパートナーシップによって実現した「ウーマンズ パビリオンin collaboration with Cartier」は、ジェンダー平等に光を当て、共同体としての対話を促し、インクルーシブで回復力のある社会を築くために女性が果たす重要な役割を称える、グローバルなプラットフォームです。

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「WA」セッション:Shaping the world together(ともに世界を形づくる)

著名な作家、放送作家であり、ジェンダー平等の提唱者として知られるサンディ・トクスヴィグ がモデレーターを務めたオープニングセッション「ともに輝く:明るい未来を拓く連携の力」では、シリル・ヴィニュロン(Cyrille Vigneron)、国連女性機関事務局次長で、資源管理・持続可能性・パートナーシップを担当するカーシー・マディ(Kirsi Madi)、アヴァンディス コンサルティング(Avandis Consulting)のマネージングディレクターで100 Women@Davosの創設者であるアニノ・エムワ(Anino Emuwa)博士が登壇。3名はともに、組織や企業レベルでの連携が、いかに制度の障壁を取り払い、SDGsの目標5である「ジェンダー平等」の実現を加速させるのかを掘り下げました。

文化とイノベーション、そして、目標をもって開催されたオープニングセレモニー

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EXPOホールで開催されたウーマンズ パビリオンのオープニングセレモニーには、約1,600人のゲストが参加。政府関係者や企業パートナー、国内外のメディア、学生を含む、世代を超えた国際色豊かな顔ぶれに、インクルーシブな未来の共創を目指すウーマンズ パビリオンのミッションが反映されていました。

音を可視化するテクノロジー、サイマティクスに着想を得て設計されたステージは、空間そのものが共鳴する楽器のように生まれ変わり、ドラム型の形状と五感を刺激する没入型デザインにより、音の波が煌めきをまとって壁や天井に投影され、スピーチやパフォーマンスの一つひとつが、感情に訴えかける視覚体験へと変わりました。

黒柳 徹子

女優、ユニセフ親善大使

「女性は常に変化を起こす中心にいましたが、彼女たちの物語は見過ごされがちです。ウーマンズ パビリオンは、彼女たちの強さと逆境を乗り越える、しなやかさを称え、未来を創造する女性のパワーに光を当てます。それは、私たちが女性による貢献を認識し、より公平で思いやりのある世界を創造するにために力を合わせることを求める呼びかけです」

セレモニーは、コレオグラフィーを通して調和と再生を称えるパフォーマンスでフィナーレを迎えました。

和太鼓奏者、フォークシンガーの里アンナ、2人の若手ソリスト、そして国内外の合唱団が一堂に会し、伝統と革新の力強い融合の中で、平安時代の詩と日本の春の鮮やかな色彩にインスパイアされたオリジナル曲を披露。『The Flower of the Human Heart(心に咲く花)』と題されたこの作品は、和泉式部の言葉から着想を得て、レジリエンス、団結、変革への呼びかけを表現しました。

文化への敬意と共通の信念を分かち合う夜

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夕暮れとともに、舞台は大阪迎賓館へと移り、ゲストたちは関西地方の魅力を存分に体験。京都で制作された提灯のあかりが灯るなか、和歌山の陶器と地元の植栽に彩られた空間にて、フランス・パリの三つ星ミシュランシェフ 小林圭による、日本の厳選食材を生かした洗練されたディナーが提供されました。