ウーマンズ パビリオン

より明るい世界とは、すべての人間が調和して共に生きる世界のことです。それは、一人ひとりが人類の集合体の一員として未来の形成に貢献する世界。あらゆる性別の人々が真の平等のうちに共存し、互いに尊重し合い、誰もが自分の可能性を最大限に発揮できる世界。

2020年ドバイ国際博覧会から2025年大阪・関西万博へと続く、ウーマンズ パビリオンのミッションは、将来の世代へと受け継がれるレガシーを創造するとともに、世界中のコミュニティからインスピレーションを得ることで人類の叡智を紐解くことにあります。

パビリオンのテーマ
« 大いなる地球 »

クリーンエネルギー、生物多様性保全、環境保全など、大陸や世代を超えて持続可能な実践を採用することで地球を守り、革新的な解決策を支持します。

« 女性のエンパワーメントと世代平等 »

女性は発展と変革の重要な担い手です。公正でインクルーシブ、豊かで平和な社会を世界中に築くためには、ジェンダー平等を達成し、女性のエンパワーメントを図ることが不可欠です。

« セルフリフレクション&行動喚起 »

チェンジエージェントとしての役割を受け入れ、一人ひとりが地域社会に変化をもたらすことができることを認識し、エンパワーメントと信念の感覚を養います。

パビリオンの場所・営業時間

日本館すぐ隣(北側)
毎日午前9時~午後9時

予約方法については近日公開予定

WHEN WOMEN THRIVE, HUMANITY THRIVES
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外観:日本館のファサードを再利用

2020年ドバイ万博の日本館で大きな話題を呼んだのが、日本人建築家、永山祐子氏が考案した組子ファサード。そのファサードが今回大阪・関西万博のウーマンズ パビリオンを飾ります。日本館のファサードが再利用されることは、前例のない取り組みであり、2つの万博を繋ぐことになります。

日本の伝統工芸である組子細工の手法を忠実に守り、丹念につくり上げられた組子ファサードには、釘が一切使われていません。細心の注意を払って解体されたファサードは、大阪・関西万博のウーマンズ パビリオンのために、部品ひとつひとつが丹念に組み立てられます。

ドバイから大阪への架け橋となるこの組子ファサードは、カルティエとウーマンズ パビリオンに共通する、持続可能性とクラフツマンシップの価値を世に示すものとなります。

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永山祐子

1975年生まれ。昭和女子大学卒業。青木淳建築計画事務所を経て、2002年永山祐子建築設計設立。建築の傍ら、2020年より武蔵野美術大学客員教授。主な作品に「丘のある家」「豊島横尾館」「女神の森セントラルガーデン」「ドバイ国際博覧会日本館」、「玉川髙島屋 S・C 本館グランパティオ」、「JINS PARK」「東急歌舞伎町タワー」 などがある。


2025年大阪・関西万博では、ウーマンズ パビリオンに加え、パナソニックパビリオンを担当。

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エズ・デヴリン

イギリスの現代美術家であるエズ・デヴリンは、人々を魅了し、それぞれの考え方に変化をもたらすことを目指しています。光、音楽、言語を組み合わせた大規模な彫刻作品を制作し、より深刻度を増す気候変動に関しての人々の理解や行動の変化を促しています。彼女の作品は、イギリスにあるテート モダン、サーペンタイン、V&A、バービカン、帝国戦争博物館、トラファルガー広場などに展示されています。


さらに、ビヨンセ、ザ ウィークエンド、U2、ロイヤルオペラハウス、ナショナルシアター、スカラ座、メットオペラなどの舞台演出のほか、2022 年スーパーボウル、2012 年ロンドンオリンピック閉会式、さらには2020年ドバイ国際博覧会の英国パビリオンなどの作品も制作しており、Netflix のドキュメンタリーシリーズ「アート・オブ・デザイン」の題材としても取り上げられました。

「WA」スペース

ウーマンズ パビリオン内2階にある「WA」スペースは、アイデア、思考、観点の合流点としてアゴラ (ギリシャ語で人が集まる場所)の役割を果たし、明るい未来を形づくるために全員の参加を促します。


この共用スペースは、パビリオンの包括的なテーマと複雑に絡み合いながら、グローバルな視点とローカルな視点を包含する物語をシームレスに紡ぎ出し、非凡な個人と注目すべき理想をより高めるものとなります。

この場には専門家たちが招かれ、パネルディスカッション、講演会、展示会、デモンストレーションなどを通じて、親密な雰囲気の中で、喫緊の課題を掘り下げていく予定です。

「WA」スペースは、6つの重要なテーマを中心に展開されます。